自分の人生に悩んだら読んでほしい本
あなたは何のために生きていますか?
あなたの人生のゴールは何ですか?
と聞かれて答えられる人は少ないと思います。
多くの人は、
「なんだろう、わからない」
「今を生きるのが精一杯」
という返答をするのではないでしょうか。
そういう人に限って大きな不満を感じていたり、どうしようもないくらい悩んでいたり、自分の人生がつまらないと感じている人が多いイメージがあります。
今回紹介する「7つの習慣」という本は、自分の人生のゴール(最終目標)を考えるきっかけになる本です。
完訳 7つの習慣 人格主義の回復: Powerful Lessons in Personal Change
- 作者:スティーブン・R・コヴィー
- 発売日: 2014/05/23
- メディア: Kindle版
中でも私が一番伝えたい内容は、第2の習慣で書かれている「終わりを思い描くことから始める」です。
最初の質問に戻りますが、「あなたの人生のゴールは何ですか?」という質問に答えられる人は、終わりを思い描くことができている人だと思います。
終わりを思い描けていることは、人生において自分が進む方向が見えているので、多少辛かったり悩んだりしても気にせずに突き進む事ができます。
また、自分の人生の理念をしっかり持つ事も大事です。
どうしようもないくらい悩んだとしても、今自分が悩んでいることは自分の理念に沿っているかを軸に考えることで、悩む必要があるのか、悩む時間を他の時間に当てた方が良いのかを判断することができます。
理念とは自分の中の憲法の様なもので、基本的には不変で守らなかればならないものですが、あなたの揺るぎない基準になる様なものです。
この記事では詳しい事は省きますが、憲法は「原則中心」の考え方をもって考えていきます。
他人中心やお金中心、仕事中心とかでは無く、自分の中にある原則に基づいて理念を考えてきます。
この理念を「個人のミッションステートメント」と読んでいます。
この本には、終わりを思い描くことが出来るワークが載っているので、今回はそれを簡単に紹介したいと思います。
ここから先は、1人で集中して読める時に読んでください。
生活や用事、仕事や家族、友達のことも全て忘れて、頭の中を空っぽにして読み進めてほしいです。
あなたは今、葬儀場にいます。
会場の前に進んでいくと大きな棺が見えてきます。
中を覗いてみると、なんとあなた自身が横たわっています。
これは3年後に行われる、あなた自身の葬儀なのです。
会場には生前あなたと関わりがあった人が、敬意や愛、感謝の気持ちを表しに参加しています。
ここでじっくりと考えてください。
今から4人のあなたと関わりが深い人から弔辞を読まれます。
1人は祖父母、1人は友人、1人は仕事関係、1人は奉仕活動を行ってきたグループの人。
あなたはこの人たちに、どのような自分や自分の人生を語ってほしいでしょうか。
自分の葬儀で語ってほしい弔辞の内容を真剣に考えることで、その内容があなたにとっての成功(ゴール)だと思います。
イメージしにくい人のためにもう1つ例をあげてみます。
日本にはお焼香という文化がありますね。
お焼香は亡くなった人と関係が深い人から始めて、何人もの人から手を合わせて拝みます。
その時、お焼香をしてくれている人には、どの様な事を考えていてほしいでしょうか。
「あの時楽しかったね」なのか「あなたがいないと私は生きていけません」とか「今まで一生懸命頑張ったね」などがあると思います。
ここで考えてほしい内容も、あなたの人生のゴールに近い内容にだと思います。
考えてみましたか?
具体的な内容が出てきた人もいれば、かなり抽象的な内容の人もいると思います。
内容としてはどちらでも問題はなく、大切なのは「そのゴールを達成するためには何をすれば良いかを考える」ことです。
例えば、「あなたのおかげで今の私がいるんです。」と思われたいのであれば、どういう事を考えれば良いでしょうか。
- 人に役に立つ仕事がいいかな
- コミュニケーション能力が必要だな
- たくさんの知識が必要かも
- 逆に自分に影響を与えてくれた人って誰だろう
などが考えられると思います。
すると、そこから更にどんどん派生して考えたり、行動することができるのではないでしょうか。
ゴールに向うためにはどの様な考え方が必要で、人とどういう関わり方をすると良いかもこの「7つの習慣」には書かれています。
せっかくなので、7つの習慣のタイトルだけ紹介します。
なんとなく分かりそうなタイトルもあれば、どういうことか全く分からないタイトルもありますね。
全てが大事なことかつ、これを習慣にして生きていくのは大変ですが、定期的に思い出したり読み直すことで少しずつ、行動や考え方が身につくのではないかと思います。
これらはあくまで「習慣」なので、「○○で悩んだからからこうすれば良い」という様な応急処置的な内容ではありません。
時間をかけて、なんなら人生を通して取り組んでいくような内容だと私は思っております。
こう聞くと難しいと感じるかもしれませんが、この7つの習慣は漫画版も出ているので、まずはどんな内容かを軽く知りたいという人は漫画から読んでみるをおすすめします。
完訳 7つの習慣 人格主義の回復: Powerful Lessons in Personal Change
- 作者:スティーブン・R・コヴィー
- 発売日: 2014/05/23
- メディア: Kindle版