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業界の特徴を使った効果的な広告戦略

今回は業界の特徴を使った広告戦略について話していきたいと思います。

キーワードは「ターゲットを絞る」です。

また、standfmという音声アプリでも情報を発信していますので、よかったら聞いていってください。

今(この記事を書いている日)、Twitterで「Appleの認証画面が難しくてログインできない人が続出」という話題をご存知でしょうか。

もちろんこれは、本当にAppleの認証が難しくてログインできないという事件ではなく、「まるごと青森」というTwitterアカウントが、Appleの認証画面をおもしろおかしく作ったことで今話題を集めています。

どんな認証かと言いますと、全ての画像がリンゴになっており、このりんごの中からふじりんごを選んでください」という認証画面です。

この画像がとても話題になっており、「青森県民だったら分かるはず」なんて煽り文句も言われていたりしています。

私を含めた多くの人からすると、どのりんごも同じように見えます。

かろうじてこのリンゴはちょっと赤が濃いなとか、ちょっと点々があるな、というぐらいの違いわかるのですが、そもそもふじりんごの特徴を知らないので、やはり私もログイン出来ませんでした。

今回、りんごの認証画面は広告ではなくTwitterでバズってた画像なのですが、こういうモノの特徴を生かした広告や、業界が求めてる人に直接刺さるような画像や言葉を選ぶと、より効果的になると思います。

例えば今回のリンゴの件は、ただバズっただけですがかなりのPRにはなったと思います。

ですが、この認証画面を突破できる人を求めてます、の様な宣伝するとりんごの違いが分かる人が集まってくるわけです。

しかも、この難しい問題を解いたら「私解けました」と言って公式アカウントにも言いたくなりますし、みんな(フォロワー)にも自慢したり広めたくなると思います。

こういう宣伝は効果的ですよね。


他にも、昔の広告になりますが、手話の広告というものがあります。

手の形だけが並べられている広告で、普通の人は何が書いてるか分からないと思います。

「あ、珍しい広告があるなぁ」と初めは注目を集めると思いますが、結局分からないのでスルーしてしまいます。

ですが、手話が分かる人にはもちろん、広告に何が書いてあるか分かります。

何と書いてあるかと言いますと、「求む。これがわかるあなたの力を貸してください」と書いてありました。

diamond.jp

こういった広告が、ピンポイントで求めてる人材に刺さるわけですね。


また、転職業界の広告も面白い広告があります。

私の職業はシステムエンジニアなのですが、エンジニアの広告で昔かなり注目が集めたものがあるのでお話したいと思います。

それが「エンジニアなんだからFAXも直せるでしょ?」という広告が注目を集めていました。

Googleの画像検索で「Green 広告」で検索してみてください。

女性がFAXを指差して、煽っている?画像が見つかると思います。

www.google.com

そのGreenという会社が出してる広告が一時期とても話題になりました。

その中でも、私が特にこれは特定の人にしか伝わらないと感じたとても良い広告がありましたので、紹介したいと思います。

それは、 HTMLやCSSのコードが書かれた広告です。

このコードの気持ち悪さに気付いた方へ。転職はGreen」やコードをみて「やめろぉ!と思った方。転職ならGreen」など、エンジニアに向けた広告があります。

www.google.com

エンジニアの私からすると本当に「やめろぉ!」って言いたくなるような広告で、グサっと私に刺さりました。

結局、転職はしませんでしたけど笑

ですが、万人に受ける広告というよりも、「求めている人材にしか刺さらない広告」も大事なんだと感じました。

もちろんこれが広告ではなくてブログのサムネイルや、動画のタイトルとサムネイルなどで「これが分かる人助けてください」の様なコンテンツを出すことで、届けたい相手に情報を届けることができます


今回、りんごの認証機能を見て改めて、特定の人に刺さるこの画像はすごいなと感じました。

私も特定の人に何かを伝えたいときは、こういった特定の範囲の人が分かるようなアプローチをかけてみよう思います。

皆様もぜひ、なかなか人が集まらない時は今回の様な、ユーザーにある種の課題や問題を投げかけるような宣伝をしてみてはいかがでしょうか。

また、手話の広告については、「コピーライターじゃなくても知っておきたい 心をつかむ超言葉術」という本にも書かれていますので、興味がある方はぜひ読んでみてください。