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いわた書店さんの「一万円選書」が素敵なサービスだった

みなさん、いわた書店さんの「一万円選書」はご存知でしょうか。

北海道砂川市の砂川駅付近にある本屋さんが取り組んでいるサービスなのですが、いわた書店の岩田社長がお客様に合いそうな本を1万円分選んで送ってくれるというサービスになっています。

iwatasyoten.my.coocan.jp

一見、「なんだそれだけか」と思ってしまうかも知れませんが、これがまた手が混んでいて、お客様の事を考えられている素敵なサービスなので説明させてください。

まず、本を選ぶ際に「カルテ」という質問表みたいなものを記入するらしいのですが、「読書歴」や「今まで一番辛かった事」「一番したいことはなんですか」などの情報を元に、その人にあった本を選ぶそうです。

「こういう本を読んで欲しいな」「こういう考え方もあるんだよ」といった考えや気持ちがこもっており、本を介して人と人がつながっているなぁと感じました。

現在は、全国から7700通の応募があるくらい人気なサービスになっていいまして、一万円選書を始めるきっかけになったのは、先輩からの一言だったそうです。

2006年に岩田社長が通っていた高校の時の先輩に「先輩、本が売れないんですよ」っていったら、その先輩が一万円を出してきて、「これで面白い本を送ってくれ」と言われたのがきっかけだったそうです。

そしてやっぱりと言いますか、一万円選書は直ぐにヒットしたわけでは無く、13年間は苦しい状態が続いた様です。

ですが2014年に転機が訪れ、全国放送の深夜番組で紹介されました。

それをきっかけに、スマホの通知が鳴り止まないくらいの問い合せが殺到したそうです。

そして2018年には、「プロフェッショナル仕事の流儀」でも取り上げられるレベルまで認知され、その番組はDVDにもなっています。

DVDはいわた書店のホームページから購入できるので、気になった方は是非みてみてください。


こんな素敵なサービスがあるのであれば使ってみたい!

そう思うのですが、なんと一万円選書の応募は年1回しか行われておらず抽選になるそうです。

そして、その年1回の募集は毎年10月(秋)頃にしているそうです。

2020年8月9日現在の公式サイトを確認してみると「一万円選書受付停止中」と書かれてあったので、もしかするとコロナの影響を受けているのかも知れませんが、今年も開催される事を祈って待つしかありません。

ですが、悲しむことはありません!

岩田社長の一万円選書は年1ですが、書店のスタッフが選ぶ「いわたま選書」があります!

カルテを記入する方法ではなく、スタッフの方と電話で10分ほどお話をして、そこからその人にあった本を選定してくれるサービスになっています。

こちらは毎週日曜日に10枠ほど募集が追加されるので、直ぐに「いわたま選書」を申し込む事ができます。

こちらも1万円前後で本を選んでくれるそうです。

せっかくなので私も「いわたま選書」に申し込んでみました。

電話でどんな会話をするのか、どんな本を選んでくれるのか、今からとても楽しみです!!

結果はまたこのブログで紹介しようと思います!

気になった方は、いわた書店のホームページから情報をチェックしてみてください。

iwatasyoten.my.coocan.jp