Life Trigger | ライフトリガー

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価値を認識する能力を身につけると、自分には価値しかない事が分かる

とある2人の主婦の話をしたいと思います。

2人とも子育ての関係で長いこと仕事から離れており、最近はようやく子供も大きくなってきたので、仕事を復帰しようと考えています。

主婦のAさんは、長いこと仕事を離れていた影響で、もう今までみたいに仕事が出来ないからパートやアルバイトしか出来ないと嘆いています。

主婦のBさんは、長いこと仕事を離れていたが、その間は子育てに時間を割いてきた事を活かし、子育てやキャラ弁などのノウハウをブログや動画で発信したり、教室を開いたりして元々の仕事より稼ぐ事ができました。

この2人の違いは何でしょうか。


元々の能力の差?

子育て期間で得たスキルの違い?

実はどれも大して関係はありません。

ここで大事になってくる1番の差とは

「誰にとってどんな価値があるのかを、見極める能力」

に差があるのではないでしょうか。

主婦のBさんは、自分が子育ての期間にやってきた事に価値があると見極め、売れると思って取り組みはじめました。

ですが主婦のAさんは、自分の子育て期間に価値があると見極める事ができず、自分には価値が無いと思い込んでしまいました。

この「価値を見極める能力」の事を「マーケット感覚」と呼ぶのですが、これを身につけるにはどうしたら良いのでしょうか。

その答えを見つける足掛かりになる本が「マーケット感覚を身につけよう」という本に書かれていました。



本のサブタイトルにもある通り「マーケット感覚」を身につけるには5つの方法があります。

それは、

  • プライシング能力を身につける
  • インセンティブシステムを理解する
  • 市場に評価される方法を学ぶ
  • 失敗と成功の関係を理解する
  • 市場性の高い環境に身を置く

の5つです。

この記事では、私自身読んでいて一番自分の価値を見極めるのに大事だなと感じた「プライシング能力を身につける」と「市場に評価される方法を学ぶ」についてお話しようと思います。


プライシング能力を身につける」とは、まだ商品化されていない『何か』について、自分独自の基準で「これは価値がある!」「これはそんなに価値がない...」と言える様になる事です。

そんな事を言われても、急にはできませんよね。

この能力を身につけるための練習方法としては、既に商品として売られているものに対して、自分の基準に基づいて値段を付けてみる事です。

例えば、家政婦さんに毎日家事をしてもらうサービスを、1日2時間雇うとしたら、あなたの基準でいくらなら雇いますか?

この時、ネットで調べてはいけません。

ネットで調べて出てくる金額は、他者が決めたいわゆる「相場」の値段になるので、あなたの基準ではなくなってしまいます。

モノやサービスの価値というのは、国によったり、配偶者によったり、年収によったり、人それぞれの環境や状況によって価値は変わります。

これを繰り返す事で、自分の基準でプライシングする事ができるようになります。


市場に評価される方法を学ぶ」についてですが、簡単にまとめると「とにかくやってみよう」の一言に尽きます。

また、モノやサービスが評価される方法は2種類あり、「市場に評価される方法」と「組織に評価される方法」です。

何かしらの会社に所属している人の多くは、組織に評価される方法に取り組む事が多いと思います。

組織の特定の人に評価される為にプレゼンをしたり、微妙な内容は隠してしまう事でしょう。

そして、せっかくの提案が選ばれなかったら、そのアイデアがそもそも無かった事になってしまいます。

ですが、市場に評価される方法とは、組織の特定の人ではなく、全ての人に評価されます。

例えば、ぐるなびは市場の評価を受けていますね。

「このお店は〇〇はよかったけど、〇〇はいまいちだった」「私にとっては最高のお店だった」「〇〇な私はもう来ることは無いと思う」など、誰でも評価をする事ができます。

その市場からの意見を元に方向性を修正する事で、どんどん良い方向に進んでいきます。

また、失敗したく無いからと、作り込んでから市場に出そうと考え、時間をかけてしまっていると先駆者がでてきたり、そもそもトレンドが変わってしまうこともあります。

なので、まずは「とにかくやってみよう」の考え方が大事になってきます。


今回は、マーケット感覚を身につけるための5つのうち、

  • プライシング能力を身につける
  • インセンティブシステムを理解する
  • 市場に評価される方法を学ぶ
  • 失敗と成功の関係を理解する
  • 市場性の高い環境に身を置く

「プライシング能力を身につける」と「市場に評価される方法を学ぶ」についてお話しました。

他の3つもマーケット感覚を身につける大事な方法になりますので、気になった人は読んでみてください。

また、このマーケット感覚を身につける事で、自分には価値がないと思っていた人も、まずは「自分には何かしらの価値がある」と思える様になっていただけると嬉しいです。

そして自分や周りにある価値を見極め、市場にどんどん価値を提供していきましょう。



因みに余談ですが、この本を読んで私がこのブログでやりたい事や、本に関する取り組みでやってみたい事が何個か出てきました。

その内容は、後ほど、運営ブログでお知らせしようと思います。