モノが売れなくて悩んでいる時に読んで欲しい本
「商品は良いのになぜか売れない」「気になると言ってくれる人はいるけど購入してくれる人が少ない」など、売り出している商品が売れなくて困っている人は多いと思います。
スバリ言います。
たとえ商品がよくても、その良いところや微妙なところ、購入者がその商品を購入することでどれくらい得をするのかを、相手がイメージできていないとモノは売れません。
では、その相手に商品のイメージを持ってもらったり、欲しいと思わせるにはどうすれば良いと思いますか?
その答えはこの本、「シュガーマンのマーケティング30の法則」に書いてあります。
シュガーマンのマーケティング30の法則 お客がモノを買ってしまう心理的トリガーとは
- 作者:ジョセフ・シュガーマン,佐藤 昌弘
- 発売日: 2006/03/08
- メディア: 単行本
この本は、人がモノを購入する時の心理的な引き金(トリガー)を30個紹介している本です。
30個と聞くと、そんなにあるのかと驚かれる人もいると思いますが、中には知っている内容もあるかもしれません。
その中でも今回は私がとても効果的だなと思った、心理的な引き金を3つ紹介したいと思います。
その前に、この本の面白い所を1つ紹介しますね。
この本の面白いところは、目次にあります。
Amazonの試し読み機能で目次は見れるので、是非確認してみてください。
- 隣人の急死
- サルでもできる脳外科手術
- バカで単純がサイコー
- 合法的賄賂で成功する
- 初対面でベットイン
上に書いた目次は一部ですが、まさか隣人が死んだらモノが売れるというわけでは無いだろうし...などと疑ったり心配したり、本当に!?と思ってしまう様なタイトルが付けられています!
「この本は本当にマーケティングの本なの!?」と疑ってしまいそうですね笑
そして私が30個ある引き金の中で、真っ先に目が惹かれたのは、
見知らぬ女性からのエロエロ誘惑
というタイトルの章です。
とてつもなく気になりますよね笑
こちらは、後ほどご紹介したいと思います。
それでは私が効果的だと思った心理的引き金を紹介したいと思います。
一貫性の原理
この心理的引き金はあなたも経験をした事があると思います。
有名なのはハンバーガ屋さんで「ご一緒にポテトはいかがですか?」ではないでしょうか。
確かにこれもマーケティングと言われればそうかもしれないけど...と思うかもしれませんが、これが一貫性の原理という心理的引き金です。
お客様は一度購入決意すると「ついで買い」をするなど、最初の購入行動と同じ事をしたくなるという原理です。
最近はポテトを追加で購入する人は少ないかもしれませんが、Apple Storeを思い出してみてください。
あなたがMacBookを購入しよう考えているとします。
最初は購入する事が決まっていないので、店員は商品について説明をしてきて購入を促します。
そしてあなたが購入を決意すると、店員はApple Careや保護ケース、マウスや変換ケーブルなどを勧めてきませんか?
これは、購入者の一貫性の原理を利用している販売手法です。
実際に私もMacbookを購入した時に、最初の予算を超えて購入をしてしまった事があります。。。
もし、あなたの商品にオプションがあったり、一緒に購入して欲しい商品がある場合はまず、1つの商品をお客様に購入してもらえる様にしましょう。
そして購入を決定したタイミングで、追加で商品を勧めてみてはいかがでしょうか。
きっと購入率上がるはずです。
巻き込みとオーナーシップ
これは営業で商品を売る際にもよく使われる手法だと思うのですが、お客様に商品を買った気にさせる手法です。
例えば家庭用の屋外プールを販売する時に、
「想像してみてください。暑い夏の日、庭にある家庭用プールにあなたは子供達と一緒に楽しそうに遊んでいます。子供達は他にどんなおもちゃで遊んでいますか?」
の様にお客様が商品を既に手に入れている気にさせる事で、実際に欲しくなり、持っていない事がおかしいとさえ思う様になります。
テレビの通信販売番組やCM等でよく耳にしますね。
このお客様を販売に巻き込んで積極的に行動させる事を「インボルブメント・デバイス」と呼びます。
もし対面であればお客様に購入した時のイメージをしてもらい、盛り上がる事ができたら購入の見込みが上がはずです。
物語(ストーリー)
人はみんなストーリーが大好きです。
「昔は私も〇〇でした。ですが、この本を読んでから世界が変わって見える様になりました。」
よく聞きますね。
これが、ストーリーです。
商品を購入したくなる様なストーリーを挟むことで、購入者の心理的引き金を引く事ができます。
ストーリーから話し始めるのも良いですし、途中で短いストーリーをこまめに挟むのも効果的です。
この手法を「ストーリーテリング」と言います。
あなたの商品も、お客様が購入したくなる様な、興味を惹かれる様なストーリーを考えて、商品を説明する時にストーリーを挟んでみてはいかがでしょうか。
以上が「シュガーマンのマーケティング30の法則」を読んで私が効果的だと思った、モノを買ってしまう心理的引き金(トリガー)でした。
え?見知らぬ女性からのエロエロ誘惑の話はいつするのかって?
もちろんお話しします。
この手法もモノを買ってしまう心理的引き金の1つ、「好奇心」です。
相手に好奇心を持ってもらう事で、その商品がとても魅力的に感じ、あなたの話に集中してもらう事ができ、購入する引き金を引かせる事ができます。
あなたも、見知らぬ女性からのエロエロ誘惑ってなんだろうと興味を持って最後まで読んだのではありませんか?
それとも、ここまで一気にスクロールしましたか?
好奇心
モノを買ってもらう時に一番重要なのは好奇心ではないかを思っています。
あなたも経験していませんか?
「〇〇の法則ってなんだろう」「この袋とじにはどんな写真があるのだろう」「見知らぬ女性からのエロエロ誘惑ってなんだろう、知りたい!」
これらは全て好奇心に基づいた販売手法です。
商品を売る時も、一気に全ての情報を話してしまったら、お客様がワクワクすることはありません。
話の最初に相手が興味を惹かれる様な「好奇心の種子」を撒いておき、話の最後の方で回収すると効果的に相手の好奇心をくすぐる事ができます。
他にも、「だが、それだけではない」「さらに凄い事が!?」なども、好奇心を活用した手法です。
是非あなたも、お客様をワクワクさせて購入意欲を高めてみてください。
3つ紹介すると言いましたが、結果的に4つ紹介してしまいましたね。
結局「見知らぬ女性からのエロエロ誘惑」とは何なのか。
安心してください。
ちゃんとこの本に書かれています。
Amazonに試し読みの最後の方に少し書かれていると思うので、気になる人は確認してみてください。
著者が実際に体験した話らしいので、より詳しい内容が気になる人は購入して是非読んでみてください。
シュガーマンのマーケティング30の法則 お客がモノを買ってしまう心理的トリガーとは
- 作者:ジョセフ・シュガーマン,佐藤 昌弘
- 発売日: 2006/03/08
- メディア: 単行本