プレゼンは何のためにするのか
人生の中で、プレゼンをしたことがない人は限りなく少ないと思います。
大々的に舞台に立って、何十人もの前でプレゼンをするだけではなく、目の前の人に何かを伝えるだけでも、プレゼンと呼ぶことになります。
では、殆どの人がしたことがある「プレゼン」は何のためにしていますか?
先生や上司に言われたからやっている、と言う人も多いと思いますが、それはプレゼンをする目的になっていないと私は考えます。
なぜならこの「1分で話せ」という本には、
全てのプレゼンにはゴールがある
とこの本には書かれており、それを読んだ私は深く納得しました。
そして、ゴールの無いプレゼンは無いと言うこと、そのゴールは相手を動かすことだと。
例えば、学校の宿題で何かを調べてプレゼンをする宿題があったとして、ゴールは何でしょうか。
発表すること?先生に怒られないこと?宿題を提出すること?
もちろん本人はその様な目的でやっていることも多いとは思いますが、もう少し視野を広くしてプレゼンをしている理由を考えてみると、
宿題で先生に最高の評価を付けてもらうこと
自分の好きな事を知ってもらって仲間を作ること
などが考えられると思います。
そして、これらは全て相手に動いてもらっています。
この様に、相手に動いて欲しいことをゴールにして、具体的に考えていくことが大切です。
もちろん、プレゼンする内容も大切になるので、
聞き取りやすい声
身振り手振り
目線
3つの根拠
など、よく言われる様なポイントも重要ですが、この本で衝撃的な内容は、「必要であれば根回しやアフターフォローも行う」という行動です。
根回しと聞く少し印象が悪いかも知れませんが、プレゼンをする目的を忘れてはいけません。
プレゼンをする目的は相手に動いてもらうことです。
そのためには、些細なプライドは捨てて、根回しやアフタフォローも必要になればやると言うことが重要になってきます。
この本のタイトルである「1分で話せ」とは少し離れている様に感じますが、プレゼンをする理由を明確にするために大切な事がたくさん書かれた本になっています。
もちろん1分で話す重要さや、1分で相手に動いてもらう方法なども書かれていますので、気になった人は是非読んでみてください。