何も決まらない会議で消耗しているあなたへ
今回は「何も決まらない会議に悩まされてる人に向けて送りたい言葉」を紹介したいと思います。
キーワードは「リーダーシップ」です。
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皆さん、会議はスムーズに進んでいますか?
何かを決めないといけない会議の時に、「これにしよう」「これで行こう」という声がなかなか聞こえない。
なんだったら何かを決めないといけない会議の終盤、極端に口数が減る人が多いなと感じたことはないでしょうか。
私はたまに感じることがあり、その度に「何だこの沈黙は!?」と感じてしまいます。
そういう時は「今これ何の時間ですか?」「これはどういう状況ですか」と聞く様にしていますが、結局その会議で重要なことは決まりませんでした。
本当だったらここで「ではこれで行ってみませんか」という決定を提案することが出来れば良いのですが、なかなかそう上手くいきませんでした。
私の一言で決定した内容が失敗したらどうしよう、という不安ももちろんありましたし、他にもっと良い方法があるのではないかと思っていました。
ですがそんなある日、1つの言葉を知りました。
その言葉は英語なのですが「A bad decision is better than no decision」という言葉です。
日本語にしますと「悪い決断は決断しないよりもマシ」という意味になります。
なので、あーだこーだ言って何も決まらないより、例え悪い決断だったとしても、その決断をしたことが大事だよ、という意味と捉えました。
それを知ってからのこと、私の考え方が大きく変わりました。
「ここでずっと悩んで時間を消費するよりは、こっちだって決めた方が良い」と自分に言い聞かせることで、最近は「じゃあこれで行きましょう」や「じゃあこれで行きませんか」と、決定を下したり決定を促すような発言ができるようになりました。
この言葉は「採用基準」という「ちきりん」さんが書いている本に出てくる言葉です。
この本を読んで初めて知ったのですが、アメリカ企業の経営者のトップが会議の時にこの言葉を言ったらしいです。
「これが世界のリーダーシップか!」と私は驚愕しました。
私達は何かを決める時、「本当にこれでいいのか」という不安要素を消すことばかりに時間を使っています。
ですが、ある程度「これでいけるかも!」という目処が立った時点でそれに決めれば良いのです。
悩みすぎて何も決定しないよりは、これで行こうと舵を切り、ダメだったらみんなでカバーしますし、ダメだったという経験を得て、次に生かすことができます。
もちろん私も、いきなり決定ができる様になったわけではありません。
本当に小さい決定から始めてみました。
例えば、「晩ご飯何がいいですか?」という質問に対して「何でもいい」と答えるのではなく、「〇〇にしよう!」と決めてみました。
他にも、仕事で「今回はこのツールを使ってみよう」とか「今回はこれに取り組んでみよう」という、大きな決断の前に小さな決断を少しずつ積み重ねていきました。
そうする事で、最近はようやく色々な発言をすることができ、決定したり決定を促せる様になってきました。
「A bad decision is better than no decision」
この言葉は皆さんの頭の片隅にずっと置いといてほしいです。
何も決めないよりは、たとえ悪い決定だったとしても決めて行動した方がまだマシだと。
他の人は悩むだけで決めてないんですよ?
何も判断してないんですよ?
それなら自分の意思で決めて、自分が頑張った方が納得もいきますし、周りがあーだこーだ言ってる間に自分は成長する事ができます。
逆にチャンスだと考えましょう。
周りが決定を譲ってくれてるんだと!
「自分が決定する事によってさらに成長ができる。こんなチャンスはないんだ。」と思う事ができれば、日々の何も決まらない会議も少しは良い会議になるのかなと思います。
ぜひ次の会議では、何かしらの決定を下してみたり、決定を促してみてはいかがでしょうか?